ゼオン化成株式会社

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AGILEに変わり続けるゼオン化成


オープンジョイント工法

樹脂サイディングは金属系サイディングや窯業系サイディングと異なりオープンジョイント工法が可能です。オープンジョイント工法ではシーリング材を使用せず、ジョイントは重ね張りで施工します。本工法により外装材の内外で気圧差が発生しないため、雨水はほとんど浸入しません。
外壁内外の圧力差と漏水の比較

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撥水性

ゼオンサイディング®、の主原料には塩化ビニル樹脂を使用しています。塩化ビニル樹脂をはじめとする合成樹脂には一般的に撥水性と呼ばれる性質があります。 撥水性とは文字通り「水を弾く性質」です。我々が日常的に撥水性を確認する機会としては、新品のかさやレインコートに雨水がつくと水を弾き球状になるのを ご覧になったことがあると思います。これと同じ現象がゼオンサイディング®、にも起こり、やはり掛かった雨水は球状になり弾かれます。 しかし、日常で目にする撥水現象は、薬剤によって後処理された商品であるため、経年変化によって徐々に効果は失われていきます。これに対して、 ゼオンサイディングの場合はサイディング材表面の汚れ等によって球状になるな性質は弱くなりますが、根本的に水を吸う性質ではないため、撥水性は失われません。 また、窯業系やセメント系などの親水性の材料では、製品のこぐちや裏面から雨水が浸入してしまうなどの毛細管現象による被害が起こり 、それを防ぐために必ずシーリング処理を行います。ゼオンサイディング®、では毛細管現象が発生しないため、シーリング処理を行う必要が無いのです。
外装材への水滴滴下試験(窯業系テストピースとゼオンサイディング®
ゼオンサイディング表面
ゼオンサイディング®、表面
初期
初期
5分後
5分後
10分後
10分後
※塩ビ工業・環境協会,プラスチックサイディング懇話会「長寿命外装材 樹脂サイディング」P8より抜粋

放湿性

ゼオンサイディング®はシーリングを使用しませんが、下地となる壁構造が気密であればサイディング内外の気圧差が生じず、よほどの悪環境でない限り雨水が浸入したりすることはありません。 またもし万が一水が浸入したとしても、シーリングを使用しないオープンジョイント工法なので放湿性がよく、本体下部からの水抜きもあり、サイディングの内部はすぐに乾燥します。
したがって、放湿性を損なわないためにもゼオンサイディング®にはシーリング材を使用しないようにしてください。

耐候性

ゼオンサイディング®に使用している「塩化ビニル樹脂」は、他の合成樹脂とは異なり 「配合」によって様々な用途に合わせた機能を持たせることができます。特に、外装用 に使用することを目的としたゼオンサイディング®は、経時変化による大幅な変色や、ひび割れを 起こさないような配合になっています。したがって夏の強い日差しで大幅に変色したり、 部分変色など色ムラが発生しにくくなっています。
塩ビサイディングの耐候試験(色差)
試験方法 サンシャインウェザーメーターによる促進実験
試験場所 当社研究所による実測値
塩ビサイディングの耐候試験(色差)
※試験条件(BPT:63℃、雨有り)

耐凍結性

ゼオンサイディング®は真冬の凍害にも強いテストピース材料です。 マイナス30℃を想定した実験では、窯業系テストピースは内部に含侵した水分によって亀裂が生じましたがゼオンサイディング®にはそのようなことが見られませんでした。
※凍害とは、材料の内部に水分が浸透しマイナス温度になった時、水分が凍結し体積膨張することにより材料がひび割れるなどの不具合のことです。
耐凍結性試験
使用機器 恒温恒湿槽
試験片 400mm×サイディング幅切り欠き部作製
試験条件 水に浸漬(25℃×24h)→冷凍(-30℃×24h)
※10回繰り返し
ゼオンサイディング
ゼオンサイディング®・金属テストピースには変化が見られないが窯業系テストピースには、切り欠き部にひび割れが発生する。
※当社研究所による試験結果

耐薬品性

塩害をはじめ酸性雨や火山灰、散布した農薬や工場からの排煙等、外装材は目に見えない 物質によって侵されているといっても過言ではありません。こうした汚染に対する性能を見る 耐薬品性試験の結果、ゼオンサイディング®は強酸や強アルカリ、もちろん塩害に対しても耐久性に優れた材料であるのに対して、窯業系テストピースは塩害では表面の艶が無くなり強酸では表面が侵されます。金属系テストピースでは強酸や強アルカリに対して表面塗装が浮き、さらに塩害では側面から侵入した塩分によって腐食されてしまいました。
耐薬品性試験
耐薬品性試験結果
※当社研究所による実験結果

耐衝撃性

ゼオンサイディング®は耐衝撃性改善のために改質剤としてゴム成分を添加しています。落錘試験機を用いた衝撃試験(JIS K 7124に準拠)の結果、ゴム成分添加量の少ない塩ビサイディング米国品は加重部を中心に亀裂が発生しテストピース全体が破損しました。これに対し、ゼオンサイディング®は加重部の周囲に亀裂は発生しませんでした。
ただし冬場に外気温が低くなると、寒冷地での屋根からの落氷による破損など、衝撃の加わり方によって割れる場合があります。
したがって、時として養生等の対策が必要となります。
塩ビ樹脂テストピースとの衝撃試験比較(落錐試験)
【試験条件】●ストライカー荷重:8kg  ●落下高さ:300mm  ●常温23℃
  ゼオンサイディング®(ロイヤル) 塩ビサイディング米国品
亀裂発生エネルギー 33.0 24.6
全吸収エネルギー 6.8 6.3
比エネルギー 4.85 3.90
【試験結果】 ●比エネルギー = 亀裂発生エネルギー/全吸収エネルギー
●比エネルギーが小さいほど脆い材料です。
(亀裂が発生するとすぐ割れてしまいます。)
※当社研究所による実測値

落錐試験後のサンプル比較
ゼオンサイディング
ゼオンサイディング®
塩ビ樹脂テストピース
塩ビサイディング米国品
※当社研究所による実験結果

耐火・耐熱性

ゼオンサイディング®は、が塩化ビニル樹脂ですので自己消火性を有しています。したがって、ゼオンサイディング®は火元があれば燃え続けますが火元が無くなれば消えてしまい燃え広がることはありません。
また、ゼオンサイディング®は熱変形温度及び熱収縮率を考慮し、寒暖の差による製品の熱収縮を見込んだ上で、ビス穴が長穴になっています。
各種材料の自己着火温度 表面燃焼指数
各種材料の酸素指数 各種材料のフラッシュ着火温度
※塩ビ工業・環境協会 樹脂サイディング普及促進委員会「塩ビサイディング技術資料集」内「防火性」の項より抜粋

防火に関する法規制

建築物の外壁は、火災時の延焼を防ぐために建築基準法によって制限を受けます。
従って、新築時にゼオンサイディング®を使用される場合や、既存の外壁を剥がすなど大幅な改修をする場合は建築確認申請が必要となります。下記の表を参照して使用できる範囲と構造を確認し、建築主事の許可を得てください。
また、軽微なリフォームや地区の条例、消防法などの規制が無い地域においても、建築主事への相談、確認の上、使用することをお願いします。
地域、規模、用途による建築物の外壁構造と法規制(H16.5.1現在)

防火に関する地域区分
地域、構造、規模による建築物の外壁構造の概要
ゼオンサイディングが取得している防火構造の認定マップ





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