海沿いのビーチハウスやリゾート地の別荘をイメージさせるカリフォルニアスタイルの住宅には、よく屋根付きのデッキ「カバードポーチ」が計画されます。海外の映画やドラマを観ていると、主人公が隣人や友人と玄関前のカバードポーチに集まって、お酒や会話を楽しむシーンがよく登場しますよね。今回はカリフォルニア風カバードポーチのある家の魅力やプランニングのポイント、おしゃれな事例をご紹介します。
サーフィンや自転車などの趣味を楽しむスペースに
![外と家をつなぐ。カリフォルニア風カバードポーチのある家](https://www.zeonkasei.co.jp/jushisiding/wp-content/uploads/2021/03/336271e18e1c7b1f88756eef25ae64d8.jpg)
(写真提供/セルコホーム札幌南・札幌中央)
サーフィンが趣味という方は、サーフボードのお手入れをしたりウェアを干したりする場所があると便利です。雨が避けられて風通しの良いカバードポーチは、サーフボードはもちろん、自転車やバイク、キャンプ用品などのアウトドアグッズをお手入れする場所にぴったり。土足OKなので、外遊びから帰ってきたときも、汚れを気にせず道具を持ち込めます。
贅沢な時間がすごせるアウトドアリビングに
![外と家をつなぐ。カリフォルニア風カバードポーチのある家](https://www.zeonkasei.co.jp/jushisiding/wp-content/uploads/2021/03/13856ae125dbe147350774d3bc2b5f5c.jpg)
カバードポーチにガーデンソファやテーブルを置けば、コーヒー片手にゆっくり過ごしたり、日光浴をしながら読書をしたりと、まるで海辺のホテルにいるかのような特別な時間を楽しめます。週末にはビールを飲みながら家族と談笑、友人とバーベキューパーティーなどの使い方もいいですね。屋根があるので、ちょっとした雨なら気にせず使えるのもうれしいポイントです。
大きな開口部でリビングに開放感をプラス
![外と家をつなぐ。カリフォルニア風カバードポーチのある家](https://www.zeonkasei.co.jp/jushisiding/wp-content/uploads/2021/03/a2d179ad947e45b3f3f69d6391fe370f.jpg)
(写真提供/Cdesign)
リビングとカバードポーチをつなぐ掃き出し窓を大きくとれば、リビングからテラス、庭までひと続きの空間に。カリフォルニア風住宅の一つのポイントである「開放感」を演出できます。
アメリカンな雰囲気をもつカバードポーチですが、実は四季のある日本の気候との相性も抜群。日本家屋の「縁側」のように、外との間にワンクッション設けることで、室内への雨の吹き込みを防いでくれるのです。また夏は太陽が高い位置にあるので、カバードポーチの屋根が直射日光を遮るのですが、冬は太陽が低いので光を部屋の奥まで取り込むことができます。
【カバードポーチのある家の事例1】西海岸の風を感じる平屋の家
それでは、カバードポーチのある家の事例写真をご紹介します。
まずは週末に友人と集まってホームパーティーを楽しめるような、カリフォルニア風の平屋の施工事例です。
![と家をつなぐ。カリフォルニア風カバードポーチのある家](https://www.zeonkasei.co.jp/jushisiding/wp-content/uploads/2021/03/615a7721e61e03f957484e15815545c2-1024x713.jpg)
(写真提供/Skogのいえ)
白を基調とした外壁に、青い玄関ドア、そして玄関前のカバードポーチが、まさに海沿いのサーファーズハウスのよう。カバードポーチのまわりのフェンスや柱はこのように直線的でシンプルなデザインだと、より西海岸風の外観に近づきます。
![外と家をつなぐ。カリフォルニア風カバードポーチのある家](https://www.zeonkasei.co.jp/jushisiding/wp-content/uploads/2021/03/08afa3ad1369438bc6fc70fcf298531e-1024x683.jpg)
(写真提供/Skogのいえ)
カリフォルニアスタイルの住宅ではカバードポーチからリビングにつながる間取りが一般的ですが、日本ではリビングが道路から丸見えになってしまうのを嫌うケースも少なくありません。そこでこちらの事例では、リビングはあえて玄関の裏側に。裏庭にバーベキュースペースをつくって、リビングから出られるようにしています。
【カバードポーチのある家の事例2】オーナーの想いが詰まったサーファーズハウス
次にご紹介するのは、サーフボードの似合うカリフォルニア風カバードポーチのある家です。
![外と家をつなぐ。カリフォルニア風カバードポーチのある家](https://www.zeonkasei.co.jp/jushisiding/wp-content/uploads/2021/03/137bdb0eac96ba0a5281249e422a676d.jpg)
(写真提供/セルコホーム札幌南・札幌中央)
こちらのお家はどっしりとした総二階建てです。カバードポーチをつくることで重心が下がり、より重厚なたたずまいに。白がベースの外観で、爽やかさやカジュアルさがありつつも、ブラウンのデッキで落ち着いた印象もプラスされています。
![外と家をつなぐ。カリフォルニア風カバードポーチのある家](https://www.zeonkasei.co.jp/jushisiding/wp-content/uploads/2021/03/cd01c7aa3fecab7594ae4aa311cae3a4.jpg)
(写真提供/セルコホーム札幌南・札幌中央)
奥行き広めのカバードポーチなので、サーフボードのお手入れをしたり、アウトドア用の椅子を並べてくつろいだりと使い方はさまざま。リビングからもよく目が届くので、お子さんが遊ぶ場所にもぴったりです。
カリフォルニア風カバードポーチのある家の設計ポイント
最後に、日本でカリフォルニア風カバードポーチのある家を建てるときのポイントを解説します。
![外と家をつなぐ。カリフォルニア風カバードポーチのある家](https://www.zeonkasei.co.jp/jushisiding/wp-content/uploads/2021/03/ff3dbe51763096e1952547607e740ea1.jpg)
(写真提供/セルコホーム札幌南・札幌中央)
東西に屋根をかけ、南側に玄関とカバードポーチをつくるのが基本スタイルです。カバードポーチがある正面を広くとれると、カリフォルニアスタイルらしいどっしりとしたプロポーションになります。
カバードポーチの素材は、ウッドデッキが一般的ですが、タイル、コンクリートなどを使うケースもあります。フローリングのリビングから家の内から外へと自然につながるような印象にしたいなら、断然ウッドデッキがおすすめ。本物の木に似せた樹脂製のウッドデッキならお手入れも楽ですが、屋根があって雨に濡れにくいため天然木が選ばれることもあります。
海沿いエリアでも長持ちする樹脂サイディングがおすすめ
![外と家をつなぐ。カリフォルニア風カバードポーチのある家](https://www.zeonkasei.co.jp/jushisiding/wp-content/uploads/2021/03/70634997c3a8362d533b0085b0f862c5-1024x768.jpg)
(写真提供/セルコホーム札幌南)
カリフォルニアスタイルの外壁は、板を重ね合わせて張る「ラップサイディング」が定番。外壁材は凍害や塩害に強く、汚れがつきにくい「樹脂サイディング」がおすすめです。潮風を受けても錆びることがない素材で、材料に顔料が練りこんであるので色が落ちることもほとんどありません。
![カバードポーチのある家の魅力やプランニングのポイントと、おしゃれな事例](https://www.zeonkasei.co.jp/jushisiding/wp-content/uploads/2021/03/9c5b06480b0ecaa495332847b52080cb.jpg)
樹脂サイディングは日本では普及が進んでいませんが、アメリカではシェア55%、カナダでは70%以上にものぼる外壁材。日本でも湘南エリアなどの海沿い地域では取り扱いが増えています。カバーポーチが似合うようなカリフォルニアスタイルの住宅を建てたい方、またリフォームで叶えたい方は、ぜひ樹脂サイディングを取り扱っている工務店に相談してみてください。
![](https://www.zeonkasei.co.jp/jushisiding/wp-content/uploads/2020/07/iStock-116377067-300x205.jpg)
![](https://www.zeonkasei.co.jp/jushisiding/wp-content/uploads/2019/06/import6.jpg)
![](https://www.zeonkasei.co.jp/jushisiding/wp-content/uploads/2020/09/1240-1-300x246.jpg)