人気再燃!アメリカンハウスを格上げするロックガーデンの魅力

人気再燃!アメリカンハウスを格上げするロックガーデンの魅力

外構デザインの選択肢として、近年再び注目を集めているロックガーデン。大小の岩石をバランスよく配置し、植物を組み合わせた迫力あるガーデニングスタイルです。和風から洋風まで、さまざまな住宅外観に調和しますが、とりわけアメリカンハウスのオーナーから高い支持を得ています。

新築でアメリカンスタイルの住まいを検討されている方も、既存の住宅をもっとおしゃれに変えたいと考えている方も、ロックガーデンが理想の外観を実現する鍵になるかもしれません。なぜ今、ロックガーデンなのか。その魅力と活用法についてご紹介します。

目次

時代を超えて愛されるロックガーデン

人気再燃!アメリカンハウスを格上げするロックガーデンの魅力
イギリスの王立植物園「キュー・ガーデン」にもロックガーデンが作られています。

ロックガーデンは19世紀のイギリスで流行した庭園洋式の一つで、日本でも枯山水のように古くから石が重要な要素として扱われてきました。

現在、このスタイルが再注目されている理由は、植物が少なくても存在感があり、少ない予算でインパクトのある外構が実現できる点です。また、敷地の規模にも柔軟に対応でき、広い庭では大きな岩で存在感を演出し、コンパクトな敷地でもアプローチや塀のそばにアクセントとして取り入れられます。

さらに、維持管理が手軽で、忙しい現代生活にも適しているのも特徴です。真砂土の地面に比べて雑草が生えにくく、岩石の隙間から少し雑草が顔を出す程度なら景観を損なうこともないため、気になる箇所だけを適宜除去すれば問題ありません。また、乾燥に強い植物を選ぶことが多いため、水やり頻度も最小限に抑えられます。

アメリカンハウスにぴったりのロックガーデン

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カバードポーチがあるアメリカンハウス。白い樹脂サイディング(ゼオンサイディング®)の外壁も、アメリカンスタイルの住宅ではよく見られるもの。グリーンの芝生に、ロックガーデンがポイントになり、まるで本当に海外に建てられた家のよう。(写真提供/ヴィーヴル)

アメリカンハウスを計画している方には、多肉植物やサボテンを取り入れたロックガーデンがおすすめです。「アメリカンフェンス」や屋根付きの「カバードポーチ」、そして外壁に樹脂サイディング(ゼオンサイディング®)を組み合わせれば、本格的な雰囲気に。
庭の一部に芝生を設ければ、子どもたちの遊び場やバーベキュースペースとして活用でき、芝生とロックガーデンのコントラストを楽しめます。

また、新築の計画段階であれば、道路と敷地の高低差を活かしてロックガーデンが作られることも。一般的な擁壁や土留めでは無機質な印象になりがちですが、なだらかな斜面をつくりロックガーデン風の石や植物を施すことで、土砂の流出を防ぎながら、美しい景観を創出できます。

既存住宅の印象を一新するロックガーデン

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フェンス前のコンパクトなスペースにロックガーデンを。園芸店やホームセンターで石や植物を購入し、DIYに挑戦される方も増えています。

既存住宅の外観をおしゃれにしたい方にとって、ロックガーデンは比較的手軽に挑戦できる選択肢です。玄関アプローチの横や庭の一角など、小さなスペースからでも始められるため、一度に大きな予算を確保する必要がありません。まずは玄関周りなど、目につきやすい場所からロックガーデンを取り入れ、満足度や手入れの様子を確認しながら徐々に範囲を広げていくこともできます。

庭にロックガーデンを作るタイミングで、建物デザインとのバランスを考えてみるのもおすすめです。外壁のメンテナンス時期が近づいているようであれば、本場アメリカで多く採用されている外装材の樹脂サイディング(ゼオンサイディング®)によるリフォームのご検討をおすすめします。
樹脂サイディング(ゼオンサイディング®)は塩化ビニル樹脂を主な原料とし、素材自体に顔料が練りこまれている商品が主流で、洗練された色味が長期間継続します。凍害、塩害、錆、酸性雨の心配とは無縁で、施工の際にシーリングを使用しないことからも、メンテナンスの手間とコストを大きく抑えることができます。耐衝撃性にも優れており、非常に軽いため建物への負担も軽くすることができるのです。

おしゃれなロックガーデンをデザインするポイント

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ごつごつした石材の中に、アガベやサボテン類などを植えると、乾燥地帯のようなワイルドな雰囲気に。他にもユッカやヤシ系のような背の高い植物を取り入れることで、立体感のある庭になります。

ロックガーデンと一口に言ってもさまざまなデザインがあり、住宅デザインや好みに合わせて選ぶことができます。ごつごつした石はワイルドな印象を、丸みを帯びた石や豊かな植栽はナチュラルな雰囲気を醸し出します。黒やグレーの石はモダンで重厚感のある空間や和風の庭に調和し、茶系の石材は洋風住宅との相性が抜群です。

植物選びで個性を出すこともできます。人気なのはアガベやユッカ、サボテンなどの多肉植物を主役にした西海岸風のドライガーデンです。その他にも、高山植物をミックスして小さく可憐な花々を楽しんだり、苔や和の植物を配して少し和の雰囲気をプラスするのもよいでしょう。

本場のアメリカンハウスを叶える外観デザイン

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外装材に樹脂製のゼオンサイディング®を用いた平屋のアメリカンハウス。 (写真提供/ヴィーヴル)

新築・リフォームどちらの場合も大切なのが、ロックガーデンと建物との調和です。外壁の色や質感、全体のデザインイメージとのバランスが、理想の外観を実現する鍵となります。
ロックガーデンと特に相性が良いのが、アメリカンスタイルの住まいです。横長の建物に切妻屋根を組み合わせた重心の低いフォルムが特徴で、大きな窓を複数配置することで明るく開放的な印象を創出します。

外装材には、アメリカの住宅で定番の樹脂サイディングがおすすめです。横張りのラップサイディングは特に多く見られるスタイルですが、横張りと縦張りのミックス張りや、配色にこだわってツートンカラーにするのも、また違った雰囲気に仕上がって素敵です
ゼオン化成のゼオンサイディング®には、洗練して選び抜かれたデザインや色のバリエーションがあります。よこ張りだけでなく、シンプルなたて張りや、ナチュラルな木目デザインの製品からも選ぶことができます。

樹脂サイディングとロックガーデンの組み合わせは、街並みの中でも際立つ洗練された外観を生み出します。すっきりとした外壁と、ごつごつとした岩肌、個性豊かな植物が織りなすコントラストが魅力です。
新築計画中の方は、家づくりの初期段階から外構デザインを含めた総合的なプランニングを。既存の住宅をお持ちの方は、外壁のメンテナンス時期を機に樹脂サイディング(ゼオンサイディング®)によるリフォームやロックガーデンの設置を検討してみるのはいかがでしょう
か。

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著者情報

外壁に関するデザイン情報、お困りごと、そしてご注意いただきたいノウハウなどを通じて、「樹脂サイディング(ゼオンサイディング)」のすばらしさに気づいていただくことを目指しています。

北米では外壁材として、とてもポピュラーな樹脂サイディング。
長寿命住宅が望まれる日本の住宅用外装材として、ますます注目されています。
お届けする情報を通して、多くの皆様のお役に立つことができましたら幸いです。

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