リフォーム業界において、「集客」は多くの工務店が抱える最大の課題です。情報過多の時代、従来のチラシやホームページだけでは、顧客の目に留まることが難しくなっています。特に地域密着型の工務店や外壁専門店では、大手ハウスメーカーに比べて投資できる広告予算も限られており、いかに効率的に見込み顧客にアプローチするかが求められています。
そんな中で多くの会社がInstagramをはじめとするSNSマーケティングに力を入れていますが、なかなか成果が出ずに悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
そこで本記事では、「樹脂サイディング(ゼオンサイディング®)」という独自性の高い外装材を活用し、競合他社との差別化を図るSNS戦略を解説します。
SNS発信における樹脂サイディングの可能性

多くの工務店がSNSマーケティングに取り組みはじめた現在、似たような施工事例やビフォーアフター投稿が増え、アカウントの同質化が進んでいます。このような環境で埋もれないためには、競合と一線を画す「独自の差別化要素」が必要です。
特にInstagramでは、ユーザーは視覚判断で投稿をスクロールするため、画像や図から感じ取っていただく差別化要素が効果的です。技術力や対応の良さといった目に見えない価値も大切ですが、まずは視覚で注目を集めることがSNS戦略成功の第一歩となります。
差別化にはさまざまな手法が考えられますが、今回ご紹介したいのが「樹脂サイディング(ゼオンサイディング®)」です。
みなさんは次の2つの樹脂サイディング(ゼオンサイディング®)施工事例画像から、どのようなことをお感じになりますでしょうか?


樹脂サイディング(ゼオンサイディング®)は、日本国内におきましては海沿いや寒冷地での採用は広がりつつある外装材ですが、現時点ではまだ知らない方が多く、特に関東より西での認知度はこれからといった状況にあります。
ただ、世界的に見ると、樹脂サイディングは決してマイナーな外装材というわけではありません。
北米では新築住宅の50%以上で採用されているとてもポピュラーな外装材で、機能面も非常に優れています。日本ではまだ認知度が低いからこそ、差別化要素として大きなポテンシャルを秘めているといえるのです。それではもう少し詳しく樹脂サイディングをご紹介させていただきます。
樹脂サイディング(ゼオンサイディング®)の特徴

樹脂サイディング(ゼオンサイディング®)には、他の外装材と比較して明確に異なる特徴があります。
これらの特徴を理解し、SNSマーケティングに活用することで、競合他社との差別化が可能になるでしょう。
まず、外壁リフォームのカバー工法において重視すべき要素が「軽量性」です。既存の外壁の上から新たな外装材を重ねるため、建物への負担が懸念されますが、樹脂サイディング(ゼオンサイディング®)は他の外装材と比較して圧倒的に軽量なのです。
- 樹脂サイディング(ゼオンサイディング®「ロイヤルたて張りSタイプ」「ロイヤルよこ張り」):約2kg/㎡
- 金属サイディングは5〜6kg/㎡
- 窯業系サイディングは約20kg/㎡
この軽量性により既存構造体への負担が少なく、安心して施工できます。また、軽いため運搬や施工の労力が軽減されることが期待できます。これは高齢化が進む施工現場においても大きなメリットとなります。
そして樹脂サイディングは素材自体に顔料が練り込まれている商品が主流で、定期的な再塗装が不要です。これは窯業系・金属系サイディングと比較したときの、圧倒的な差別化ポイントになります。また、基本的にシーリングを使用しないため、定期的なシーリングの打ち替えも不要なのです。
また、みなさんは最近注目されている「木造住宅外壁向け上張り断熱リフォーム工法」をご存知でしょうか?既存の外壁を残したまま施工することから、お施主様は引っ越しや家具の配置変更なども不要で、住んだままリフォームできることがとても大きなメリットで、全体の工期短縮・コストダウンにもつながります。
樹脂サイディング(ゼオンサイディング®)はこの工法と大変相性が良いことも大きな魅力なのです。
樹脂サイディングを使ったカバー工法の魅力をSNSで効果的に訴求する方法
ビフォーアフター写真で一新した外観の変化を見せる
外壁のカバー工法の魅力の一つが、見た目の大きな変化です。塗装リフォームでは見た目は色が変わるのみですが、カバー工法なら張り替えよりもコストを抑えつつ、まったく異なるテイストの外観に一新することもできます。
このような劇的な変化をSNSで効果的に訴求するには、同一アングルからのビフォー/アフター写真を並べた投稿が効果的です。スワイプで比較できるカルーセル投稿にすれば、一目でその変化が伝わります。


メンテナンスコストの気付き与える「数字」を示す
樹脂サイディングの魅力として、メンテナンスコストの削減効果も大きなポイントです。メンテナンスを含めた長期的な経済的メリットがあるため、しっかりと数字で示すことが重要です。
例えば、30年間のメンテナンスコスト比較をした場合、窯業系サイディングは初期費用に加えて10年ごとの再塗装や定期的なシーリング打ち替えが必要なのに対し、樹脂サイディングはそれらが不要です。
これを具体的な金額例で表現し、グラフ化した投稿をすることで、初期費用の高さを超える長期的メリットを伝えることができるでしょう。

まとめ
競争が激化するリフォーム市場において、SNSを活用した差別化戦略は今や欠かせないものとなっています。自社ならではの強みを見つけ、一貫性を持って発信し続けることで効果が出ます。
自社の強みづくりの一つとして「樹脂サイディング(ゼオンサイディング®)」の活用は、エリアにおける今までにない差別化提案商品としての大きな可能性を持っており、また、新たなライフスタイル提案やご要望、お困りごとに応える事業展開も考えられるのではないでしょうか。
その可能性を感じ取っていただけましたら、ぜひ下記よりお問合せくださいますようお願い申し上げます。